コロナ ワクチン ファイザー社製 の改訂内容 と 院長の感想

2021年12月のファイザー社製のコロナワクチンの使用上の注意が改訂されました。「心筋炎、心膜炎」が「重大な副反応」に追加されました。「頻度不明」とされていますが、若い男性(20〜29歳)の2回目の接種後に心筋炎、心膜炎が生じると、100万回接種に対して10例ほどの報告がありました(モデルナ社製では10〜19歳で10万人あたり43人)。なので、「心筋炎、心膜炎があらわれることがあるため、(中略)胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう(医師は)事前に知らせること」と改訂されています。心筋炎というのは非常に軽いものを含めると、ウィルス感染などでちょいちょい起きていて、自然と治ることがほとんどで、診断がなされていない場合も多いようなので、接種医師が受診勧奨をすることにより、確実に、「心筋炎、心膜炎」の報告件数は激増していることでしょう。私は、400回弱、コロナワクチン接種してきて、「接種後、胸が痛くなった」という声を聞いたことは一度もありませんが(「万が一」以下の副反応なので当然と言えば当然)、近しい人が亡くなったり、自身が感染して非常に辛かったということは、しばしばお聞きするので、札幌でも陽性率が上昇傾向の今、ワクチン接種を進めることは、海外の国々と同様に、メリットがデメリットを上回る、という判断で良いのだと思います。

私自身は、一回目の接種も二回目の接種も仕事の合間に受けて、当日も翌日も仕事しましたが、仕事ができなくなるほどではないですが、まあまあ、だるさはあり、2回目接種後、関連不明ですが咽頭違和感(咽頭リンパ節が腫れた?)が5日ほど持続して自然に治りました。副反応がある間はちょっと不安な日々でしたが、症状が消失すると「やったぜ!」という感じで仕事に集中できるようになったものでした。我々、ワクチン接種にたずさわる医療従事者は1月中に3回目の接種を終えるように、というお達しが札幌市からきていたので、そろそろクーポン券が届くのだろうかと思います。正直、私自身は、0.1%ほどの低いコロナ検査陽性率がこの先も続くなら、「いまは感染のリスクも低いし、あんまり3回目受けたくないなー」と思っていましたが、じわりじわりと上昇傾向を続ける陽性率を見るにつけ、現状、接種させていただく機会があれば積極的に受けたい気持ちに変わってきています。

「1回目ファイザーでアナフィラキシーが起きたら2回目以降はファイザーを打たないように」旨、

「皮膚充填剤注入部位周辺の腫脹(特に顔面の腫脹)が海外で報告されている」(ヒアルロン酸注入した顔面とか乳房がワクチンを打った後に腫れてくるというのがすごく稀にあるようです。治るそうです。)

とも改訂されていました。